ワインエキスパート試験対策 ボルドー編 格付け暗記術

メドック地区 ワインエキスパート 試験

2020年度ワインエキスパートを取得しましたがんばれゲンキです。
今日はJSAソムリエ・ワインエキスパート試験問題の最初の難関ボルドー地方の格付け暗記術です。

勉強始めたばかりで慣れない固有名詞と暗記の量に面食らう最初の難関かと思います。
勉強中盤~終盤に差し掛かってる人でも、久しぶりにフランスに戻ってみたらほとんど忘れてる!なんて人も多いと思います。
自分も2回3回暗記して覚えたメドック格付けを試験一か月前に忘れまくっててショックでした。。。

それでも最終的にしっかり暗記しなおして、試験で点数稼いだ方法をお伝えします。
一回やってしまえば試験が終わって忘れてしまっても、
何度でも簡単に記憶を取り戻せる方法なのでご活用ください。

ボルドー地方 格付け暗記法

今回は特にシャトー数の多い3地区に絞って解説します。

自分が試験前に作った表をPDFファイルでダウンロードできるようにしたので活用してください。
良識の範囲で好きに使ってください。
それぞれの地区の暗記ポイントと活用法参考にしてみて下さい。

Medoc地区

表の見方
  • 縦の列 AOC ⇒産出村名(コミューン)⇒1級~5級
  • 横の列 AOC名 産出村名 シャトー名
暗記の際のポイント
  1. 全部でメドック地区60シャトー + グラーブ地区 Chateau Haut-Brion
  2. AOC Pauillac 5級のシャトー数(12) とAOC Margaux 3級のシャトー数(10)であることを把握
  3. AOC、産出村名ごとにシャトーを覚える(ここが一番大変)
  4. 階級ごとに覚える(村名ごとシャトー暗記の際になんとなく位置が頭に入っていれば楽勝)
  5. 各AOC のシャトー数を覚える
暗記テクニック

テクニック① 試験対策としてはフルネームは覚えなくてもよい。
       例)Pichon-Longueville Baron、Pichon-Longueville Comtesse de Lalande
     ⇒ Pichon ~ : Pauillac 2級 という暗記でよい

テクニック② Rothschild は全部Pauillac

テクニック③ Pauillac 5級以外を暗記
       ⇒“見覚えのないシャトーはPauillac 5級“でも試験は対応できる。

これで9割がた正解できるはず。
余裕があれば、各産出村の級ごとのシャトー数を覚える。
例)AOC MargauxのMargaux村 3級のシャトー数は? 答え.3シャトー
  ※AOC Margaux3級のシャトー数は 10シャトー(Margaux村 3 +Contenac村 7)

Graves地区

表の見方
  • 縦の列 AOC ⇒産出村名(コミューン)⇒ 赤 ⇒ 赤白 ⇒ 白
  • 横の列 AOC名 産出村名 シャトー名
暗記の際のポイント
  1. 全部で16シャトー、1階級のみ、赤のみ、赤白、白のみに分かれる。
  2. 先にLeognan村とMartillac村のシャトーと生産可能色を覚える。
  3. あとは自由

複雑そうに見えるが
赤のみの村(Pessac)
赤白のみの村(Cadaujac)
白のみの村(Villenave-d’Ornon)
Talenceは「なんちゃら Haut-Brion」で 白は~BLanc

でシンプルに覚えられる。

Sauterunes地区

表の見方
  • 縦の列 AOC ⇒産出村名(コミューン)⇒ 特1級~ 2級
  • 横の列 AOC名 産出村名 シャトー名
暗記の際のポイント
  1. 特1級のChateau d’Yquemは必ず覚える。
  2. 1級のBommes村以外を覚える。
    (2級で長い名前だったらBommes村ぐらいの覚え方でも最悪いいかも)
  3. 2級は後回し

正直自分は2級までは覚える時間がなかったです。
Bommes村も雰囲気だけでほとんど覚えてなかったです。

まとめ

自分が知っている範囲では教本はもちろん、格付けを表にしている参考書は見当たらなかったので自分で作りました。

一回作ってしまえば、PDFでスマホで持ち歩いて気になったら見返したり、
試験終わった後でも階級や村名の確認に使っていてかなり重宝してます。

試験対策として全く手を付けないという方もいるみたいですが(というか自分の周りも5人中5人そうでしたが)、ワインライフを楽しむ上でボルドーの格付けには必ず出会います。
4級、5級あたりはよくお目にかかってました。

その逆も然りで、適当なワインショップの店員なんかは格付けに入ってないシャトーをボルドーの格付けだと言って売り込んできたりもしました。

知っていたことで色んな感動に出会えた自分としては、
試験対策にはもちろん、ワインライフを一つ上のものにするためにも、
ボルドー格付けはできる限り暗記することをお勧めします。

したら!

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